菌血症
" data-en-clipboard="true"> アシネトバクターは、院内感染の原因となる細菌です。多剤耐性アシネトバクターによる感染症は、治療選択肢が少なく、難渋することがありますが、国内で分離されるアシネトバクターは比較的感受性のよい株が多いです。 " data-e…
" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 小児の血液培養の採血量とセット数は、小児救急医療に関わる医師にとって、避けては通れない問題です。 " data-en-clipboard="true"> 小児から2セット採取ことの難しさ、採血量が多いと(特に新生…
以前に所属していた亀田総合病院の感染症科から、素晴らしい論文が出ました。 Corynebacterium spp.が血液培養から検出された患者の後方視的検討です。Corynebacterium spp.は、真の菌血症で重症化することから、コンタミのこともあります。「血培陽性」とな…
" data-en-clipboard="true"> カンジダ血症は、一般小児科をやっているとあまり遭遇することはありませんが、基礎疾患を有する小児や重症の小児を診療している施設では、比較的よく経験します。 " data-en-clipboard="true"> 血培からカンジダが生えたとき、…
血液培養には、好気ボトルと嫌気ボトルがあります。小児では、理論的には嫌気ボトルでしか発育しない「偏性嫌気性菌」による菌血症は少ないので、ルーチンに嫌気ボトルに採取する必要はないと考えられています。嫌気ボトルの使用は、腹腔内感染症(穿孔性虫…
" data-en-clipboard="true"> 先ほど紹介した論文(小児の市中肺炎で血培陽性は2.5% - 小児感染症科医のお勉強ノート)の二次解析のデータです。 " data-en-clipboard="true"> 小児の市中肺炎では、血培陽性率がかなり低い(2.5%)ですが、どのような患者が血…
" data-en-clipboard="true"> 黄色ブドウ球菌菌血症(SAB)は、「最低でも2週間の抗菌薬投与」が必要な重症感染症です。成人では、IEが否定できない場合には4週間の静注を行うことも多く、入院日数がかなり長期になっていました。OPATなどが普及すれば、解決…
" data-en-clipboard="true"> MRSA菌血症は、重篤で、死亡率が高い疾患です。バンコマイシンを十分量使用しても、菌血症が持続する場合には、ダプトマイシンに変更したり、感染巣を除去(カテ抜去やドレナージなど)を早期に行います。 " data-en-clipboard=…
2日連続のカテ先培養のネタですみません。 カテ先培養陽性で、subsequent bacteremia (late CRBSI)のリスクが高い菌は、MSSA (12.5%) > MRSA (9.9%) > 真菌(6.2%) > Gram陰性菌(4.3%)でした。 Gram陰性菌の中で、subsequent bacteremiaの頻度(SB率)に違い…
Gram陽性ブドウ球菌は、黄色ブドウ球菌とコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS)からなります。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(いわゆるMRSA)は40%程度、メチシリン耐性CNS(MRCNS)は70−80%程度の頻度で国内では見られます。 バンコマイシンの最小発育阻止濃度…
" data-en-clipboard="true"> サルモネラ菌による感染症は、腸炎を起こすことが多いですが、時に菌血症になります。サルモネラ菌血症は、小児ではそこそこレアだと思っていましたが、台湾から199例の菌血症の圧巻のケースシリーズです。 " data-en-clipboard…
Microbiology and Risk Factors for Hospital-Associated Bloodstream Infections Among Pediatric Hematopoietic Stem Cell Transplant Recipients Open Forum Infect Dis. 2020;7(4):ofaa093. Duke大学からの報告です。小児の造血幹細胞移植後の菌血症の検…
Outcomes of surgery for infective endocarditis in children: A 30-year experience J Thorac Cardiovasc Surg. 2019;158:1399 オーストラリアから、小児の感染性心内膜炎(IE)の術後の予後に関する報告です。 背景: 小児において、IEはまれな疾患である…
成人では、黄色ブドウ球菌とカンジダ菌血症の予後は不良で、治療も難しいですが、Gram陰性桿菌菌血症については、抗菌薬の早期終了が検討されています。新生児(極低出生体重児)においては、その逆で、Gram陰性桿菌の菌血症の方が予後が悪かったというドイ…
A Comparison of Cefazolin Versus Ceftriaxone for the Treatment of Methicillin-Susceptible Staphylococcus aureus Bacteremia in a Tertiary Care VA Medical Center. Open Forum Infect Dis. 2018 May 18;5(5):ofy089. 米国の退役軍人病院で実施された…