2022-01-01から1年間の記事一覧
" data-en-clipboard="true"> 小児の結核の診断には伝統的に、ツベルクリン反応が用いられてきました。しかし、BCG接種者では陽性になることなどから、解釈が難しいのが現状でした。成人では、T-SPOTなどのIGRAが一般的です。小児でもIGRAを使って診断する動…
" data-en-clipboard="true"> 小児科では、子供が辛い処置をする時に、ディストラクションということをします。ホスピタルプレイスペシャリスト(HPS)が、医師や看護師と一緒に処置室に入り、点滴などの処置をしている間、患児の気をそらせるように、遊んだ…
" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 鼠径部リンパ節炎は、小児ではかなり稀な疾患です。成人では、性感染症に関連した鼠径部リンパ節炎が多いのですが、小児には性感染症が少ないことが関連しているのだと思います。そのため、小児の…
" data-en-clipboard="true"> 小児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者が増加するに伴って、脳炎や脳症などの合併症で亡くなるお子さんが日本でも増加しています。(2022年8月末時点で、41例が登録されているそうです。) " data-en-clipboard="tru…
" data-en-clipboard="true"> Bacillus cereusは、食中毒の原因菌(セレウス菌)として有名ですが、菌血症を起こすことがあります。食中毒から菌血症を起こすわけではなく、カテーテル関連血流感染などが多いです。また、病院内でアウトブレイクすることがあ…
" data-en-clipboard="true"> 小児の肺炎の治療期間は、決まっているようで、決まっていません。最近の傾向としては、抗菌薬の適正使用の観点から、なるべく短期間の治療が進められてきましたが、具体的に何日間ということまでは決まっていませんでした。 " …
" data-en-clipboard="true"> ある程度予想はしていましたが、かなり衝撃の結果です。 " data-en-clipboard="true"> コロナのパンデミック後に、子供のスクリーンタイムは、1日あたり2.7時間から4.1時間に約1時間20分も増加しました。 " data-en-clipboard="…
モデルナワクチンの有効性の報告です。 ・6−23ヶ月、2−5歳の両年齢層において、成人(100μg)より少ない量(25μg)の接種で、良好な抗体上昇が得られました。 ・COVID-19の予防効果は、36.8%(2−5歳)、50.6%(6−23ヶ月)でした。さすがにオミクロン流行期…
" data-en-clipboard="true"> 重症化した肺炎の合併症として、膿胸と肺炎随伴性胸水は有名です。小児では、なかなかそこまでの重症例が少ないですが、まれに経験します。 " data-en-clipboard="true"> ポーランドからの報告で、膿胸と肺炎随伴性胸水を伴う肺…
韓国からの報告です。 生後3ヶ月未満の侵襲性細菌感染症のデータのまとめになります。 ・B群レンサ球菌(GBS)の割合が増加していた・黄色ブドウ球菌の割合が低下していた ということが分かりました。 本文中で、黄色ブドウ球菌が減ったことに関しては、母体…
" data-en-clipboard="true"> 何度か紹介している「虫垂炎には手術 or 抗菌薬」問題です。本日は、穿孔性虫垂炎を含む合併症ありの虫垂炎(complicated acute appendicitis)です。この2019年の論文は、システマチックレビューを行い、両者を比較したものです…
" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 今年は、ヘルパンギーナや手足口病が流行しています。これらはエンテロウイルスが起こす疾患で、発熱に加え、口腔内の水疱や手足の発疹が見られます。高熱が続き、口内炎の影響で、経口摂取ができ…
" data-en-clipboard="true"> 先日紹介した小児の急性虫垂炎の保存的治療に関する別の研究です。少し症例数は少ないのですが、合併症のない急性虫垂炎では、保存的治療のほうが、障害日数(日常生活ができない期間)も短く、医療費も少なく済みました。 " da…
" data-en-clipboard="true"> かつては、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)は、小児の緊急手術が必要な疾患の代表でした。小児科医になりたての頃は、いかに早く診断することが重要で、早く外科の先生に紹介して、早く虫垂切除術をしてもらうことが、患者の予後を…
小児の下気道感染症に抗菌薬を出すのかは、小児科医の永遠(?)のテーマです。「抗菌薬を出さずに治る子も多いけど、そのまま肺炎で入院になる子もいるよ」というのが実感なのですが、そもそも抗菌薬を出せば肺炎で入院になる子が減るのか?ということが重…
" data-en-clipboard="true"> 小児において、RSウイルス感染症は厄介な病気です。多くの子は感染すると、発熱、咳、喘鳴(ゼイゼイ)、鼻汁などの症状が見られますが、時に呼吸不全になったり、脳症や脳炎、無呼吸発作などを起こすことがあります。 " data-e…
" data-en-clipboard="true"> 口囲皮膚炎という、口の周りを中心に皮膚炎を起こす病気があります(写真)。成人の女性に多い病気です。はっきりした原因は分かりませんが、ステロイド軟膏を塗ることなどが関係しているという報告もあります。 " data-en-clip…
" data-en-clipboard="true"> 抗菌薬の副作用として、抗菌薬関連下痢症(antibiotics associated diarrhea: AAD)は、よく起きます。抗菌薬により腸管内の正常細菌叢が乱されて起きると考えられており、整腸剤は一定の役割を果たすのでは無いかと考えられてき…
" data-en-clipboard="true"> 先日、詳細は省きますが、アミラーゼ高値と免疫グロブリン高値で紹介された患者さんがいました。いろいろと原因を検索したのですが、最終的には、「マクロアミラーゼ」と考えられました。 マクロアミラーゼという病態を知らなか…
" data-en-clipboard="true"> 尿路感染症の患者さんの尿培養を採る前に、抗菌薬が投与された場合、尿培養が陰性化することがあります。結果的に、原因菌が分からなくなり、広域抗菌薬を投与せざるを得ないという、残念なことになります。 " data-en-clipboar…
" data-en-clipboard="true"> 新型コロナウイルス感染症やワクチンについて、目まぐるしい速度でエビデンスが生まれています。小児科学会が、5−17歳の小児に対するワクチンを「推奨」に変更したことは大きなニュースです。 " data-en-clipboard="true"> www.…
" data-en-clipboard="true"> 4回目のワクチン接種が、急ピッチで進む中、4回目はファイザーかモデルナどちらが良いか、迷っている方も多いと思います。 " data-en-clipboard="true"> イギリスから、4回目接種後の免疫反応を検討した論文が出ました。残念な…
" data-en-clipboard="true"> 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患後2−6週間で発症する小児多系統炎症性症候群(MIS-C)という病態があります。川崎病に似た症状を呈しますが、ショックになるリスクが高く、ICUでの管理が必要になることが多く、死亡例…
再び、新型コロナウイルス感染症の患者数が増加しています。第6波では、小児例がとても多く、当院でも多くの方が入院しました。罹患後になかなか体調が元通りに戻らないお子さんもおり、長期的な影響が心配されます。 この研究は、アメリカの小児施設で、COV…
BCGワクチンは、乳児が接種するワクチン(いわゆるハンコ注射)です。BCG菌を、特殊な針を使って接種するのですが、BCG菌自体による感染症を起こしてしまうことがあります。代表的なものとしては、リンパ節炎(接種した側の腋窩に多い)や接種部位の膿瘍など…
アデノウイルス感染症は、夏季に流行する感染症です。咽頭結膜熱や流行性角結膜炎、胃腸炎などの原因になりますが、通常の感冒の原因にもなります。まれに、肝炎、肺炎、脳炎など、重篤な感染症を起こします。免疫不全者に、出血性膀胱炎を起こすウイルスと…
" data-en-clipboard="true"> 人工呼吸器関連肺炎(VAP)は、小児PICUにおける、重篤な合併症です。緑膿菌やMRSAなど耐性菌も考慮した抗菌薬が選択されることが多いですが、どうしても広域抗菌薬が選択されがちです。 " data-en-clipboard="true"> 気管内挿管…
" data-en-clipboard="true"> 小児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を受け入れる時、保護者が同室するのかは大きな問題になります。特に年少児では、生活が自立していないため、頻回のオムツ替え、授乳などが必要で、(特に隔離室に入ってしまうと…
" data-en-clipboard="true"> アシネトバクターは、院内感染の原因となる細菌です。多剤耐性アシネトバクターによる感染症は、治療選択肢が少なく、難渋することがありますが、国内で分離されるアシネトバクターは比較的感受性のよい株が多いです。 " data-e…
" data-en-clipboard="true"> 新型コロナウイルスの陽性者が減り、徐々に日常を取り戻しつつあります。2022年初頭から経験した第6波は、オミクロン株が流行したもので、これまでの流行で最大の感染者数と死者数を記録しています。 " data-en-clipboard="true…