2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧
" data-en-clipboard="true"> 今週号のNEJMに、ニルセビマブの臨床試験の結果が掲載されました。ニルセビマブは、次世代のRSウイルスに対するモノクローナル抗体です。 " data-en-clipboard="true"> これまで、RSウイルスのモノクローナル抗体は、パリビズマ…
日本の結核有病率の低下とともに、乳幼児の結核は激減しています。個人的にも、乳幼児の活動性結核は2例くらいしか見たことありません。 一方で、BCG接種後1週間以内に、接種部位が発赤したり化膿したりする現象を、コッホ現象といい、結核感染を示唆する所…
2021年に群馬大学で起きた新生児のメトヘモグロビン血症集団発生の報告がNEJMで発表されました。厚生労働省などのHPでは公開されていますが、このように世界に向けて発信されたのは、素晴らしいです。筆頭著者の先生もよく存じ上げていますが、おめでとうご…
Klebsiella oxytocaは、腸管内の常在菌ですが、抗菌薬関連下痢症を起こすことがあります。抗菌薬関連下痢といえば、C. difficileが有名ですが、K. oxytocaもあります。C. difficileについては、難治例では、便移植療法(FMT)が確立してきているが、K. oxytoc…
感染症科をやっていると、血液培養から、いろいろな菌種が出てきた患者さんを見ます。しかし、血培陽性になった日に、菌の名前は分からないので、分からないなりに菌を推定して、治療を考えます。 Gram陽性ブドウ球菌→黄色ブドウ球菌かCNS、バンコマイシン追…
抗菌薬が、検出された細菌に有効かどうかの判定には、S(感性)、I(中間)、R(耐性)で行われます。最小発育阻止濃度(MIC)を測定する事で、そのMICが基準を超えているかで判断します。 感受性の判定基準として最も一般的なものは、米国のCLSIが定義するも…
" data-en-clipboard="true"> 以前に亀田総合病院で勤務されていた長谷川先生(現在、アイオワ大学の感染症科)の論文です。おめでとうございます! " data-en-clipboard="true"> アンチバイオグラムは、個々の病院ごとに、ある菌に対する抗菌薬耐性の割合が…