小児感染症科医のお勉強ノート

群馬県立小児医療センターで感染症を専門に診療しています。論文や病気のまとめを紹介します。

黄色ブドウ球菌

術後縦隔炎の予防にムピロシン除菌は有効かもしれない。

" data-en-clipboard="true"> 心臓外科の術後の合併症で一番イヤなのは、術後縦隔炎です。重症で、治療期間が長く、(小児では特に)診断が難しいです。主な起炎菌は、黄色ブドウ球菌になります。このスペインからの論文は、縦隔炎をなんとか減らせないかと…

黄色ブドウ球菌菌血症においてリネゾリドへの早期oral switchは悪くない

" data-en-clipboard="true"> 黄色ブドウ球菌菌血症(SAB)は、「最低でも2週間の抗菌薬投与」が必要な重症感染症です。成人では、IEが否定できない場合には4週間の静注を行うことも多く、入院日数がかなり長期になっていました。OPATなどが普及すれば、解決…

高IgE症候群のまとめ(Uptodateより)

<要点> ・高IgE症候群(HIES)は、繰り返す皮膚・肺感染症、湿疹性皮膚炎、血清IgE高値を特徴とする。 ・常染色体優性遺伝性HIES(AD-HIES)は、STAT3(signal transducer and activator of transcription 3)遺伝子に変異があることで発症する。 ・易感染…

MSSA菌血症の治療において、セフトリアキソンはセファゾリンより劣る可能性がある

A Comparison of Cefazolin Versus Ceftriaxone for the Treatment of Methicillin-Susceptible Staphylococcus aureus Bacteremia in a Tertiary Care VA Medical Center. Open Forum Infect Dis. 2018 May 18;5(5):ofy089. 米国の退役軍人病院で実施された…