小児感染症科医のお勉強ノート

群馬県立小児医療センターで感染症を専門に診療しています。論文や病気のまとめを紹介します。

抗菌薬適正使用

培養陰性の肺炎でde-escalationしても予後は悪化しない(むしろ良い)

" data-en-clipboard="true"> 肺炎の患者さんの治療は、経験的治療を行うのですが、多剤耐性菌による肺炎を起こしやすい背景(入院歴、保菌歴、免疫不全など)があると、初期から広域の抗菌薬を使います。しかし、喀痰から有意な菌が検出されない時、患者さ…

NICUでのカンジダ血症のリスク因子

" data-en-clipboard="true"> カンジダ血症は、重症者や免疫不全者に発症する事が多い感染症で、治療が難しく困難なことがあります。成人でのリスクは、中心静脈カテーテルの使用、完全静脈栄養、広域抗菌薬、APACHEスコア高値、急性腎不全、外科手術(特に…

原因菌不明の感染性心内膜炎に弁のbroad-range bacterial PCRは有効

" data-en-clipboard="true"> 感染性心内膜炎は、死亡率が高く、原因菌に合わせた適切な抗菌薬治療と必要なタイミングでの外科治療が重要な病気です。 " data-en-clipboard="true"> 先日、感染性心内膜炎の初期治療をまとめましたが、治療を始めたのに血液培…

卒後25年以上の家庭医は、抗菌薬の処方期間が長い

Late-career Physicians Prescribe Longer Courses of Antibiotics Clin Infect Dis.2019;69:1467 抗菌薬の処方期間は、ガイドラインで定められた期間より長くなりがちである。処方期間がばらつく理由がはっきりすれば、適切な抗菌薬使用につながることが期…

小児でも経口抗菌薬・PPIの処方はCDIの発症リスクを増加させる

Risk Factors for Community-Associated Clostridium difficile Infection in Children J Pediatric. 2017;186:105-9. 米軍の処方データベースを用いて、行ったケースコントロール研究です。1−18歳までの市中発症Clostridioides difficile infection(CA-CDI)…