小児感染症科医のお勉強ノート

群馬県立小児医療センターで感染症を専門に診療しています。論文や病気のまとめを紹介します。

心臓血管外科

術後縦隔炎の予防にムピロシン除菌は有効かもしれない。

" data-en-clipboard="true"> 心臓外科の術後の合併症で一番イヤなのは、術後縦隔炎です。重症で、治療期間が長く、(小児では特に)診断が難しいです。主な起炎菌は、黄色ブドウ球菌になります。このスペインからの論文は、縦隔炎をなんとか減らせないかと…

小児心臓外科術後の感染症の解析

" data-en-clipboard="true"> 小児の心臓外科術後の炎症反応上昇は、アプローチが難しく、いつも苦戦します。理由としては、侵襲が大きくCRPが上昇しやすい、医療関連デバイスが多い(気管内挿管、中心静脈カテーテル、腹膜透析カテーテル、尿道カテーテル、…

原因菌不明の感染性心内膜炎に弁のbroad-range bacterial PCRは有効

" data-en-clipboard="true"> 感染性心内膜炎は、死亡率が高く、原因菌に合わせた適切な抗菌薬治療と必要なタイミングでの外科治療が重要な病気です。 " data-en-clipboard="true"> 先日、感染性心内膜炎の初期治療をまとめましたが、治療を始めたのに血液培…

術後縦隔炎をエコーで診断する

小児の心臓血管外科術後に最も起きてほしくない合併症の一つが縦隔炎です。診断が難しい(表層の感染と違い創部の変化があまり無い)、治療が難しい(再手術と長期間の静注抗菌薬投与が必要)点が特に問題です。 診断感度は造影CTが良いのですが、被爆の問題…

心臓血管外科術後の縦隔炎(小児)のリスク

" data-en-clipboard="true"> 術後縦隔炎は、まれな合併症ですが、起きてしまうと非常に重篤になり、再手術、入院期間の延長などの大きな問題になります。小児において、まとまった研究が無いのですが、複数の論文から下記のリスク因子が明らかになってきま…