小児感染症科医のお勉強ノート

群馬県立小児医療センターで感染症を専門に診療しています。論文や病気のまとめを紹介します。

小児マイコプラズマ肺炎の診断は、年齢・長引く発熱・気道症状・プロカルシトニン低値が特徴

Improved diagnostics help to identify clinical features and biomarkers that predict Mycoplasma pneumoniae community-acquired pneumonia in children
Clin Infect Dis. 2019 Oct 26. pii: ciz1059. doi: 10.1093/cid/ciz1059. [Epub ahead of print]
 
小児の市中肺炎63例(うちマイコプラズマ肺炎が29例)の検討。
マイコプラズマ肺炎症例は、より年齢が高く(8.6 vs. 4.7歳)、基礎疾患なし、家族に気道症状あり、抗菌薬処方歴あり、受診まで長引く気道症状と発熱あり、肺外症状(皮疹など)ありが多かった。血液検査では、CRPWBC、プロカルシトニン(PCT)が低値であった。
 5歳以上、6日以上続く発熱と気道症状、PCT<0.25を満たすと診断精度が高い(AU=0.81)。
 

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今年の群馬県内の流行状況です。流行というほど流行っていませんが、じわじわ増えてきている印象です。