小児感染症科医のお勉強ノート

群馬県立小児医療センターで感染症を専門に診療しています。論文や病気のまとめを紹介します。

非溶血性のB群連鎖球菌には気をつけようう

 手前味噌で恐縮です。

 当施設と群馬県衛生環境研究所、国立感染症研究所の先生との共著で、非溶血性B群連鎖球菌による新生児の髄膜炎・菌血症の報告がpublishされました。

 B群連鎖球菌の3%程度は溶血しないタイプの株であることがわかっており、通常、病原性が低いのではないかと考えられていますが、この症例では髄膜炎・菌血症を起こしました。

 この症例の問題点は、母が妊婦健診でGBS陰性と判定されていたことで、通常の血液寒天培地では、非溶血性GBSを見落とすことがあります。

 ご興味があれば、ご覧ください。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32484984/