2020-02-28 微生物検査室内で注意するべき感染症のリスト 微生物検査室に、予め可能性を伝えておかないと、検査室内で感染が伝播し、大惨事になることがあります。感染症専門家としては、知っておきたい知識です。 日本で多いのは、やはり「結核」ですかね。結核を疑う場合には、外来でGram染色を行うこともリスクを伴います。 Laboratory-associated infections and biosafety Clin Microbiol Rev. 1995;8:389 微生物検査室内で感染症が発症した報告のまとめです。 日本とは疫学が異なるかもしれませんが、ブルセラ症、Q熱、腸チフス、肝炎、野兎病、結核などが多いことが分かります。 日本のデータは分かりませんが、日本では、結核が最も注意が必要なのかなと考えます。