The Association Between Cephalosporin and Hypoprothrombinemia: A Systematic Review and Meta-Analysis Int J Environ Res Public Health 2019;16:3937
N-methylthiotetrazole側鎖を有するセファロスポリン(NMTT-cephalosporin)は、凝固異常(プロトロンビン時間の延長)に関する副作用との関連が報告されていた。今回、システマティックレビューとメタアナリシスを実施し、NMTT-cephalosporinの安全性に関する評価を行った。
NMTT-cephalosporinである、セファマンドール、セフォペラゾン、セフォテタン、セフメタゾール、モキサラクタムについての15の研究が、今回の解析に含まれた。プロトロンビン低下は、OR 1.676 (95% CI 1.275-2.203)、PT延長は、OR 2.050 (95% CI 1.398-3.005)で、有意に凝固障害を来した。しかし、出血エピソードに関しては、OR 1.359 (95% CI 0.920-2.009)と有意差を認めなかった。セフォペラゾン、セファマンドール、モキサラクタムが特にプロトロンビン低下に関与していた。