小児感染症科医のお勉強ノート

小児感染症を専門に診療しています。論文や病気のまとめを紹介します。

臨床検査

血液培養陽性だけど菌が見えない!

" data-en-clipboard="true"> 血液培養が陽性になった時に、Gram染色で菌体を認めないことがあります。偽陽性反応(本当は菌がいないのに陽性になった)のこともありますし、Gram染色で菌が見えないだけで本当に菌がいることもあります。 " data-en-clipboar…

β-D-グルカンの偽陽性の原因

β-D-グルカンは、侵襲性真菌感染症の検査として、頻用されています。検査方法やカットオフ値により、感度・特異度が変わってきますが、侵襲性真菌感染症では、感度が78−95%、特異度は85.7−98%程度です。 " data-en-clipboard="true"> しかし、偽陽性がそれ…

COVID-19発症8日目以降は抗体検査の感度が良い

" data-en-clipboard="true"> 日本でも、外注検査会社で、新型コロナウイルスの抗体検査(IgMとIgG)が実施可能になっています。抗体価は、上昇まで時間を要するので、急性期の診断には使用できませんし、陽性になる頃には、発症10日以上を経過しており、周…

米国のCOVID-19。小児の大規模コホート研究から分かること

" data-en-clipboard="true"> 米国から大規模な小児の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症に関するコホート研究がでました。5000名以上の小児(一部若年成人)が含まれる、結果です。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 主要な結…

白血球数がすごく高い時(類白血病反応)、何を考えるか?

" data-en-clipboard="true"> 時々、末梢血白血球数(WBC)が30,000を超えるお子さんに出会います。一瞬、「白血病かも」と頭によぎりますが、意外と普通の感染症であることの方が多いです。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 今回紹…