小児感染症科医のお勉強ノート

群馬県立小児医療センターで感染症を専門に診療しています。論文や病気のまとめを紹介します。

小児科

ノロとロタの臨床症状の違い

" data-en-clipboard="true"> 最近、ノロウイルスによる胃腸炎が流行っています。新型コロナウイルス対策に、アルコールによる手指消毒が一般的になりましたが、ノロウイルスにはアルコールが効果的ではないことが影響しているのかもしれません。 " data-en-…

小児の誤嚥性肺炎の治療期間は7日間で良い

" data-en-clipboard="true"> 脳性麻痺などの重症心身障害児にとって、誤嚥性肺炎はコモンな疾患であり、入院の原因になります。自覚症状を訴えることができず、身体所見が取りにくいお子さんの誤嚥性肺炎を治療する時には、どうしても長期治療(CRP陰性化ま…

プロカルシトニンとCRPが乖離した時、どうする?

" data-en-clipboard="true"> CRPは、発熱など感染症を疑う小児で確認する炎症反応のバイオマーカーです。プロカルシトニン(PCT)も、同様の炎症を表すバイオマーカーですが、細菌感染症に置いてCRPより鋭敏に上昇するために感度が良い、また、最近では抗菌…

MIS-C(小児COVID-19関連多系統炎症性症候群)の中期予後

" data-en-clipboard="true"> 国内でのオミクロン株の流行により、2022年3月現在、小児のCOVID-19患者が増加しています。それに伴い、重症例も増加し、小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C)の症例も増加しています。 " data-en-clipboard="true"> MI…

小児の不明熱で押さえておきたい疾患「菊池病」

" data-en-clipboard="true"> 菊池病は、若い女性に多い疾患で、亜急性壊死性リンパ節炎とも呼ばれています。不明熱の原因にもなりますが、小児科領域においては、あまり認知度が高くありません。(おそらく、リンパ節生検の敷居が高いためだと思われます。…

嘔吐のみの患者でも病原微生物が特定できる可能性は結構高い

" data-en-clipboard="true"> ウイルス性胃腸炎の季節が始まります。小児がウイルス性胃腸炎に罹患すると、嘔吐→下痢の順で発症することが一般的です。腹痛や発熱を伴うことがあります。小児科医としては、脱水の程度を評価することが救急外来では重要です。…

親が亡くなった子供も新型コロナの被害者

昨日、NHKニュースで、父親がCOVID-19で亡くなり、母もICUで人工呼吸器を装着され重症になった例が紹介されていました。デルタ株の蔓延により、若年層の患者数が急増し、子育て世代の重症化・死亡が増加しています。 残された子供は、COVID-19で亡くなること…

保育園は、世代間の低学歴の再生産を緩和する

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 先日、エマニュエル・トッドの「大分断」を読んでいました。教育というと、誰でもどんな人でも受けることができ、教育により社会経済的に恵まれない家庭に産まれても、その格差を無くす方法と思っ…

熱性けいれんの再発予防には、積極的に解熱剤を使ったほうが良い

" data-en-clipboard="true"> 初期研修医の時(2006年当時)は、熱性けいれんをたくさん見ました。その時、指導医からは「熱性けいれんは、熱が上昇するタイミングで起こしやすい。解熱剤を使うと熱が下がって、その後、上がるから、痙攣を再発しやすい。な…