小児感染症科医のお勉強ノート

小児感染症を専門に診療しています。論文や病気のまとめを紹介します。

小ネタ

これからの世界を考えるヒント

本日の、ネタは、論文でも、エビデンスでもなく、最近読んだ中で、非常に感銘を受けた本の紹介です。実は、しばらく自宅の本の量を増やしたくなくて、Kindleで読むことが多かったのですが、電子書籍は ・読んだのに、なんとなく頭に残らない ・眼が悪くなる …

小児感染症を勉強するための本

小児感染症を勉強する上でのおすすめの本の紹介です。 レジデントのための感染症診療マニュアル小児でも成人でも、感染症診療の原則は、変わりないと思っています。患者さんの背景、感染臓器、起炎菌をしっかり捉えることが、感染症診療の原則です。日本の臨…

すべての子どもたちにサンタクロースが来ますように!!

" data-en-clipboard="true"> 今日は、病棟の子どもたちもソワソワしています。それは、当院にもサンタクロースが来るからです。すべての子どもたちが、楽しく幸せなクリスマスを過ごしてほしいと思います。 " data-en-clipboard="true"> 世界で最も権威ある…

小児科の末梢ラインは、エコーよりも職人芸を磨くべし

" data-en-clipboard="true"> 小児救急において、スムーズに静脈路を確保できることは、非常に重要です。点滴が上手だと、看護師からも信頼されます(多分)。 " data-en-clipboard="true"> 外来には、トランスイルミネーターという写真のような赤い光を放つ…

小児の抗菌薬の投与量を決めるアプリ

" data-en-clipboard="true"> 感染症に対して抗菌薬を使用する時には、「標準的な投与量を標準的な間隔」で投与する必要があります。しかし、標準的な使用方法は、添付文書からは得られません。 " data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true"> 小…

センセー、胃残破棄ですか、戻しますかー?

" data-en-clipboard="true"> 経鼻胃管(NGチューブ)を挿入している患者さんを診療していると、注入前に異内容の残存(いわゆる胃残)があることがあります。消化しかけの栄養剤などであることが多いのですが、これを棄てるのか、戻すのか、よく聞かれます…

小児の外耳道異物は年齢により異物の種類が異なる

Clinical Characteristics of External Auditory Canal Foreign Bodies in Children and Adolescents Ear Nose Throat J. 2019 Dec 9:145561319893164 小児の外耳道異物症例284例の報告です。172名(62%)が男児で、年齢のピークは3−6歳と17−18歳の2つあり…

海外出張・旅行の必需品

最近、海外の学会などに参加するときには、必ず現地用SIMカードを買っています。現地の空港で買っても良いのですが、小さな空港では都合よく売ってるとも限らないし、トランジットの空港でも使えるので、予め日本で購入しています。 飛行機を降りた瞬間からo…

Streptococcus agalactiaeの名前の由来

1887年にNocardらが牛の乳腺炎の原因菌として報告 乳腺炎により、ミルクの産生量が減るので ギリシア語のa- (noの意味)とgalactose (milkの意味)を組み合わせて Streptococcus agalactiaeになった。 Nocard, M., and Mollereau, R. (1887). Sur Une Mammite …